ベトナムの転職事情は?【現地経営者が教えます】

40代で独立・起業した ないこう です。

最近はベトナムの市場が急成長するにつれ、たくさんの外資系企業が参入してきています。

僕自身も40代でベトナムで事業を立ち上げて経営してきました。

その中でベトナムに転職してきた日本人も多く見てきました。

そこで、僕が現地の採用に携わって、実際に多くの人材紹介会社や日本人と会って得たベトナム転職事情をまとめて書いておきます。

ベトナムの転職事情は?

一口にベトナム転職と言っても、様々な業種があります。

日系企業の多くは、日本の社員を2~3年くらいのスパンで出向させて駐在員として働くため、現地採用の日本人は少ないのが実情です。

一方で、グループ会社としてベトナムに力をいれて会社が大きくなり、日本人の現地採用も積極的にしたい会社もあります。

その場合は、比較的若い日本人で特に女性(場合によっては新卒)を採用する会社が多いです。
実際、今はアジアでの就職を希望している若い女性が多いのでそのような傾向が強いですね。

そういう会社は、サービス業で日本人を顧客にする会社です。(例えば人材紹介会社とか、日系飲食店、不動産系など)

日本人が現地で立ち上げた会社や日系の飲食などの店舗経営でも、少ないですが日本人を自分の右腕としたい経営者が多いので現地採用のケースが多いです。

また、専門職にはなりますが、日本人向けの日系幼稚園や学校がハノイ、ホーチミンなどの主要都市にありますので、かなりの頻度で日本人の先生を募集しています。

ちなみにIT系は、ベトナム人が相当優秀な上に給料が日本人の半分以下なので、多くの会社はベトナム人採用がメインです。

 

ベトナムで転職する日本人のレベルは?

正直言って、あまりエース級で活躍されている現地採用の日本人は見たことがないです・・笑

ベトナムで働いている優秀な日本人は、自分で起業してしまう人が多いので、現地採用の社員として働いている日本人で「すごい優秀だ!」という人に出会ったことはありません。

逆に言うと、もし誰よりも秀でている技術やスキルを持っているとか、マネージメント経験があるという人は、相当採用ニーズが高いです。

今はベトナムに限らず、アジア各国で日本から進出、あるいは現地で日本人経営者が起業した会社で一番苦労しているのは、良い日本人を採用できないことなんです。

ですので、20代だろうが、40代だろうが「私はここが誰よりも優れています!」と言えるものを持っていれば、転職はできると思います。

実際、知り合いの現地の30代の日本人経営者が、仕事がだんだん忙しくなってきて、現場まで手が回らないと嘆いている中で「なんとか40代後半の日本でキャリアを積んだ人を採用できた!」と安心していました。

それだけ、ベトナムの転職はチャンスもありますし、ニーズは高いということでもあります。

最低限の英語力がないと話にならない

オフィスで働くいわゆるホワイトカラーのベトナム人は日本人より英語が堪能です。

ですので、ベトナム語がしゃべれなくても全く問題ありませんが(というか、めちゃくちゃ難しくてマスターできないです・・)、英語もしゃべれないとなると難しいです。

もちろん業態や職種にもより程度の差はありますが、ベトナム人と英語でコミュニケーションが一切取れないと支障が出てきます。

少なくとも最低限の英語力は身につけないと転職時のマイナス点になることも考えられます。

何より、自分が転職したあとに苦労しますので、事前に勉強しておいて損はないです。

 

ベトナムで転職すると待遇はどうなる?

現地採用の日本人となると、日本の給与水準と比べて低いです。

大体、額面で1,500USD~3,000USD(マネジャーレベルだと3,500USD~)が相場です。

もちろん住宅手当などは基本つかないので、自分でアパート代をそこから捻出する必要があります。

ただし、社会保険などは付きますし、食費も毎日外資系レストランの外食をしなければリーズナブルですから、それなりに楽しく暮らしていけます。

 

ベトナム転職のあとを考えよう

いまの日本社会においてアジアでビジネス経験をした人は、今後ますます貴重な人材になり得るチャンスが生まれてくるでしょう。

それも自分がベトナムでどのようなキャリアを作っていくかにかかっています。

もちろんベトナムが好きになって、採用された会社でずっと長く仕事を続けてキャリアアップをすることも一つですが、日本人の多くが経験できていないアジア、ベトナムでのキャリアを他でどう活かしていけるかを常に考えてみるとよいかもしれないですよ。

若い人はもちろんですが、僕のように40代でもベトナムでチャレンジしている人はいます。

年齢関係なく、自分のキャリア設計さえきちんとできていれば、ベトナムの転職は大きな財産となるでしょう。