ベトナムで起業するのは実際どうなのか?【現地経営者が教えます】

40代で独立・起業したないこうさんです。

最近ではベトナムが観光でもビジネスでも注目される国になりました。

ベトナムで一旗揚げて成功したい!と思っている起業家も多いのではないでしょうか。

ベトナムは日本の高度経済成長時代と同じだからチャンスがいっぱい転がっていると言われてますよね。

では、実際の所どうなのか?

僕は社内ベンチャーでベトナムで新事業を立ち上げ、起業して会社経営をしてきました。

実際にベトナムで働くと、なかなか日本では見えないところが見えてきたりもします。

実際の自分の経験からベトナムでの起業は「ありなの?」「なしなの?」についてまとめてみました。

 

ベトナムで起業するのは実際どうなのか?

まず、ベトナムは市場開放政策を前から取っていたものの社会主義的政策がまだ強く、外資の参入に対してすごく慎重な規制をしていました。

しかし、僕の見ている限りで2010年以降から規制をどんどん緩めてきて、非常に多くの外資参入が始まっています。

最近の有名なところだと、マクドナルド、KFC、スターバックス、H&M、ユニクロあたりの大手がどんどん参入してますね。

また、マンションやショッピングモールなどの建設も多く行われ、ここ数年で街の姿は一変したといえます。

ベトナムは、まだまだ開発途上の段階で成長率も約6%で経済活動は活発です。

 

ベトナムでは若い起業家が増えている

経済成長に伴い、ある程度の財をなしたプチ投資家が増え、ベトナム人の若者がその投資家から資金を調達して起業するケースがたくさん出てきています。

アプリゲームで大成功したり、ITを使ったアプリサービスが次々に台頭したり、若いベトナム人が今までベトナムにはなかったビジネスを次々に立ち上げています。

そういった点で、ベトナムに行って起業を考えている方は、よほど ”日本からのものでベトナムにはないもの” という独自性のあるアイデアや差別化されたものでないと、ベトナムでは殆どの業種で ”既に何かしらやっている” と思ったほうが良いです。

 

ベトナムで起業するための “日本らしさ”

例えば、ベトナムでは至る所にカフェがあります。
それは日本のコンビニレベルで、通りを少し歩けば2,3店は見つかるくらいです。

ローカルカフェチェーンで代表的なものだとHighlands Coffee という大きなカフェチェーンがあります。

ここ最近では、ベトナム人女性が起業して作ったCong Caphe(コンカフェ)という昔のベトナムをイメージした店内作りが人気で、店舗を拡大しています。

このようにカフェは既にレッドオーシャンです。

日本系カフェで有名な店をみたことはありませんが、逆に言うと入り込む余地がないのかもしれません。

日系飲食はまだまだベトナム起業の余地ありか

日系レストランも進出が激しいです。

ベトナムで起業される業種で日系レストラン、飲食店は多いです。

お客さんは、今増えている日本人駐在員を相手にしているところが多く、今のバンコクをみるとベトナムの比ではない程の店舗数ですから、ベトナムも同じようにまだまだこれからも増えていくと思います。

一方で、似たようなメニューの後発の店は開業して数年で閉店している店も出てきています。

ベトナムの起業は、激変する市場をしっかり調査・理解した上で戦略を作っていかないと、「思っていた市場と違った」となる可能性が大きいのが実情です。

 

ベトナムで勝つ起業とは?

ひとつ成功例をご紹介します。

日本人起業家が立ち上げたPizza 4P’sという店は大人気で店舗拡大をしています。

元サイバーエージェントの夫婦が「ベトナムでピザ屋をやる!」と一念発起して、2011年に起業開業、評判が評判を生み予約が取りにくい人気店にまでなりました。

私も何度も足を運んでいますが、本当に美味しいし、何より店舗のデザイン性が素晴らしいのです。

店に入ると「ここベトナム?」と思わせるくらいの洗練された空間づくりです。

加えてその空間づくりを演出する従業員も教育されていて日本的な接客ができています。
(ベトナムの店は客を客と思わない従業員が多く(笑)、顧客サービスの教育を受けていない店が大半です)

食材の品質も定評があり、これまでベトナムで生産されていなかったブレッタチーズを開発し、お客さんを虜にしてます。

また、国内の有機栽培農家と組んでフレッシュな野菜を使うなど品質にもこだわりを持っています。

値段はまずまずリーズナブルで高級レストランまではいかない程度です。

客層は中間層以上のベトナム人、欧米人、日本人です。

さて、ここまでPizza 4P’sの広告宣伝のような紹介になっちゃいましたが、僕がここでいいたいのは、ベトナムではこのレベルのサービスや商品、店作りができる人がいなかったという事実です。

ピザ屋自体はベトナムにもありますが、このレベルのサービスピザ屋は皆無でした。

そこで、洗練された独自性から味をを求める顧客層にしっかり刺さるサービスと商品を提供した唯一のピザ屋になったから成功したわけです。

ベトナムで起業はランチェスター戦略を使おう

ベトナムで起業を目指す場合はスモールビジネスからスタートすると思います。

スモールビジネスには、このような「戦略」がないと勝てません。

僕はスモールビジネスはランチェスター戦略しか勝てない!と信じています。

スモールビジネスの始め方については↓にまとめているので是非読んでみてください。

ベトナムで起業するのも日本で起業するのも成功するには訳があります。

是非、ベトナムに行ったらPizza 4P’sの店に行って、「何が違うのか?」を感じてみてください。
(繰り返しますが、僕はお店の広告マンではありません 笑)