マネジメント能力とは何か?を理解していていない残念な話

40代で独立・起業したないこうさんです。

会社勤めしていると係長、課長、部長やらと、まあ良くもこれだけ役職があるなぁと思うくらい管理職のポジションがありますよね。

僕も会社に勤めて管理職をやってましたが、

マネジメント能力がないのに管理職をずっとやっているミドルがいかに多いか

「マネジメント能力とは?」の意味を勘違いしてる人がいかに多いか

と感じたことが多々ありました。

僕が決してマネジメント能力に長けていたということではないのですが、少なくともマネジメント能力の本質的な部分は理解していたつもりです。

今回は、形式的教科書的なマネジメント能力とは何か?についてではなく、いまの日本社会の実態との関連性をまとめてみました。

 

マネジメント能力とは何か?を理解していていない

これだけ時代が変わっても、まだ年齢や職歴に基づいた役職配置をしている会社が多いですよね。

特に30代から40代というのは、それなりに仕事の経験を積んでいるので、管理職になっていく年代ですよね。

僕が40代になって強く感じるようになったのは、今の日本の社会構造は教育システムからくる弊害が大きくなっているということです。

僕が子供だった頃も今の子供も根本的には教育の仕方が同じなんですよね。

つまり、クラスに担当の先生がいて、生徒がいっぱいいて、教科書があって、先生がすすめる授業に合わせて教科書を使って学んでいく。そのスタイルは始業から終業まで毎年皆同じ。

そうすると、生徒は先生のすすめるやり方に従って勉強すれば良いという思想が定着してしまうのです。

高度経済成長期モデルの管理職

このやり方は、昔の大量生産、大量消費の経済成長期にはもってこいの教育スタイルだったと思います。

何でも作れば売れた時代は、ひたすらにマニュアル(教科書)に沿って、管理職(先生)の指示に従い、同じ作業を部下たち(生徒)が実行していく。

そうすることで会社は成長し、売上も伸び、皆の給料も上がりました。
従業員というのは、漢字の通り【(仕事)にう人】 で良かったのです。

 

今の日本社会でミスマッチ管理職になっていないか

今のように物に溢れ、経済が頭打ちになって、普通では売れない時代になった社会で、昔の従業員管理職の考え方では時代錯誤になってしまいます。

また、僕は「上司」と「部下」という言葉が嫌いです。

漢字に上と下が付くのは、まさに先生と生徒のような上下関係を作ることを前提とした表現だからです。

残念なことに僕のような40代とか50代は、求められる管理職のマネジメント能力が、「上司が部下を管理する」ことだと勘違いしている人が非常に多いのです。

自分たちが受けてきた教育が、先生と生徒の関係で物事を進めていくという発想が根付いて社会に出ていくので、いざ自分が管理職になると、潜在的に先生のような管理者のやり方を意識してしまうのです。

もはや、管理職は先生のような立場であってはならないと思うのです。

昔の仕事のやり方(教科書)や考え方(先生の昔の知識)なんて今の時代には役に立たないことの方が多いわけですから。

 

そもそも「マネジメント能力」という概念を心ではなく頭で捉えている

「部下を管理して指導する」みたいな考えを持っている管理者は、もはやマネジメント能力はゼロと思った方がよいです。

これからの社会で求められるマネジメント能力の高い人材は頭ではなく、心で仕事ができる人だと思います。

【自分の経験や知識が正しい】あるいは【自分は上司だから立場が上で偉い】というような頭でっかちな上からの人は今の時代には不要になってくるでしょう。

 

一方で、メンバーやチームに対して自分の心(自分の考えや思い)を共有し、メンバー全員を同じ心にして目標に向かっていけるチームを作れる人材こそがマネジメント能力の長けている人と言えるでしょう。

これは会社の組織にある管理職と、僕のようなスモールビジネスをしている経営者と考え方は同じですよね。

頭ごなしに仕事をさせるのではなく、自分のビジョンをどこまで共有して仕事を一緒に進めていけるか、そしてそこではじめて各メンバーの役割とやる気が生まれるのです。

会社の多くは、まだマネジメント能力が高い人を心ではなく頭の方で評価して管理職に置きたがりますが、概念を変えていかないと今の時代に沿った組織活性化は難しくなってくるのではないでしょうか。