スモールビジネスを海外ではじめるには?
40代で独立・起業したないこうさんです。
世界が大きな変動をしている今だからこそスモールビジネスで海外に目を向ける重要性を感じます。
これからの時代は、今までの社会構造から一転し、個が生み出す独自のアイデアをビジネスにして小さく始めることが最も時代にあった働き方にシフトしていくでしょう。
特に経済の好転がなかなか望めない日本にばかり目を向けたビジネスではなく、海外でスモールビジネスをはじめる発想や行動力こそこれからの時代に必要な要素です。
一口に「スモールビジネス」「海外」と言っても、とてつもなく定義が広いですので、今回の記事は以下のような方の為に書いています。
- ビジネスアイデアがあり、海外で起業してスモールビジネスを始めてみたい方
- 海外スモールビジネスの基本的な始め方がかわからない方
- ビジネスをやってみたい国が決まっている方
スモールビジネスを海外ではじめるには?
僕自身もベトナムで新規ビジネスを立ち上げ起業した経験がありますので、必ず言いたいことは、”まずビジネスをしたい国に住んでみることから始めるべき” ということです。
観光で訪れた国が好きになってそのままその国に居つく人がいますが、実はそれがとても大事なんです。
観光で見た景色と実際に住んで内側から見る景色は全く違います。
まず、事業をする前に自分がその国に住んでみて本当に良い(好きな)国だと確信する必要があります。
本当は1ヶ月くらい住んでみて、その国の人、文化、習慣などを実体験してみるとよいですね。
その時に自分がやりたいと思っていたビジネスと実際にニーズがマッチするのか、自分がこの国でビジネスするイメージできるのか、その感触がみえてくるでしょう。
海外スモールビジネスは現地で信頼できる人を見つけるところが第一歩
海外で特にスモールビジネスとなると、やはり現地に詳しい人とのコネクションを作らないと上手くいきません。
一番良い方法は、現地に長期在住の日本人と繋がることが安心です。
実際に短期でもその国に住んでいる現地の日本人と繋がって情報を得ることが大事です。
本当に何のコネもなくその国に行くなら、日系のレストランに行って日本人のオーナーさんに声をかけるところから始めるとよいでしょう。
日系レストランのオーナーさんは、大体、現地に住んでいる日本人と繋がってますので、自分がやりたい仕事関係の人を紹介してくれることがあります。
よくJETROなどに訪問して話を聞く人がいますが、JETRO職員は外から情報を集めているだけで実際にビジネスをしている訳ではないので、生の情報を手に入れることはできません。
(たまに現地の人と結婚してその国についてめちゃくちゃ詳しい方がいますが稀です)
本当にビジネスの情報を手に入れたいなら、第一線で働く方から自分のコネクションにつなげていくのが最も効果的です。
自分のスモールビジネスに関係する現地情報をかき集める
コネクションができたら、そのコネを頼ってとにかく自分の目で見て耳で聞いて現地の生の情報を仕入れます。
そうすることで、自分のビジネスの現地の競合がどれくらいいるのか、考えていたターゲット層が構想通りマッチングしているのか、など現地のリアルを通して何か必ず気づきがあります。
人によっては、自分の足で情報を仕入れずにアウトソーシングしたレポートを頼りに検討する人がいますが、絶対にオススメしません。
情報は生物ですから、初めは特に自分の五感を信じてスモールビジネスの起業判断をしないと失敗します。
海外スモールビジネス計画を再度構築する
実際に住んで、見て、聞いて情報を仕入れた後と前とでは頭の中も視界も全く別物になっています。
予定通りに計画がいくこと自体ありえなないので、構想していたスモールビジネスのアイデアを再度設計し直して現地で通用する計画を立て直してみましょう。
こうした情報整理やプラン再設計によって、よりリアルに近づいた資金計画もできると思います。
海外のスモールビジネスで大事なポイントは、コネ、カネ、文化、ヒト(働くヒトと商売相手のヒト)ですね。
この部分がクリア(確信)になれば、スモールビジネスで起業の準備ができるでしょう。
スモールビジネスの戦略的な考え方は↓の記事に書いてありますので読んでみてください。
海外スモールビジネスで起業してまずやらなくてはならないこと
さすがに現地に拠点を作って日本人一人でビジネスをスタートすることは不可能です。
最低でも一人現地の人材を採用して自分の右腕を作らないと始まりません。
コネを使って良い人材を紹介してもらうのが一番よいですが、なかなか小さな事業で始めるところにきてくれる人を見つけるのは簡単ではないですね。
僕が海外で働く人を探す時にいつも大事にしていることが、「自分の事業にかける想いをどこまで相手に伝えられるか」にかかっていると思います。
結局、日本人がわざわざ異国の地に来てビジネスを始めるというその強烈な思いや夢を相手に伝えられれば、必ず共感してくれる人材が見つかります。
逆に言うと、とりあえず海外で起業したいくらいの気持ちで事業を起こしても良いヒトは集まってこないでしょう。
スモールビジネスを海外ではじめて成功した例
マーケットの大きな欧米諸国や経済成長し続けて勢いのあるアジア諸国など様々な国でスモールビジネスをスタートできるチャンスは眠っていると思います。
これから大きな資金力がなくてもスモールビジネスで小さく初めて、その夢を大きくしていく醍醐味は日本では味わえない格別の経験となるでしょう。
僕はベトナムで事業を起こした経験があり、難しさやその楽しみを味わってきました。
また、夢を追ってベトナムで起業した人も多くいます。
全ては行動しないと始まりません。まずは第一歩を踏み出してみましょう。
この記事↓でベトナムで成功をおさめた起業家についても紹介していますので、是非あわせて読んでみてください。