起業して事業計画書に力を入れるのが無駄な理由。<起業体験談>

40代で独立・起業したないこうさんです。

多くのサラリーマンがやっている一番バカらしいことは、社内会議で使うためにどれだけ見やすいプレゼン資料を作るかに時間を掛けることですよね。

独立してもそのサラリーマン癖が抜けずに凄い事業計画書を時間かけて作ろうとするケースがあります。

独立する際に事業計画は必要ですが、独立して完璧な事業計画書を作ってもいざ事業をすると計画通りにいかずに紙クズ資料になるのがオチです。

一方で全く事業計画書を作らずに自分の経験や勘を信じて起業する人もいますが、こちらもまた事業自体が上手くいかなくなる可能性が高まるのです。

そこで事業計画書について改めてその意味と使い方、目的などをまとめてみました。

この記事は以下のような方に読んで欲しい記事です。

✔ 自己資金で独立して起業をしようとしている方

✔ 初めての起業で、事業内容の計画に時間をかけている方

✔ そもそも事業計画書を作り方が分からないので、とりあえず事業をやろうとしている方

✔ 零細、小規模の事業だから事業計画が必要ないと思っている方

*金融機関や投資家から融資や投資を考えている方は、事業計画書の作り方もそれぞれ異なるので、この記事の対象者になっていません。

 

起業して事業計画書に力を入れるのは時間の無駄

大小かかわらず、起業をした時点であなたはその事業の主になります。

主である以上は、どんな事業を作っていくか主体的に動いて結果を出さなくてはならない訳です。

当たり前ですが、それができなければ事業は潰れます。

自分の頭の中に「計画はできているから必要ない」と考えているのであれば大間違いです。

まず事業計画書と聞くと 

”難しい”  ”作ったこと無いので何を書けばいいかよく分からない”

と考える人も多いかもしれないですが、実はシンプルなポイントを押さえるだけで事業の進み方が大きく変わってきます。

どのポイントを押さえると良いかは、難しく考えることはないのです。

たったの3つです。

 

1.事業の目的を明確に文字にする

起業をする以上、自分なりに思い描いている夢や思いがあると思います。

もし無くて「事業は金が稼げれば何でも良い」と思っている人は起業を思いとどまった方がよいでしょう。

そういう方はこの記事 ↓ を読んでみて下さい。

 

起業するのが目的ではなく、自分の思いを社会で実現させて世の人達が喜ぶ、助かる、と感じて貰える価値を作ることが目的のはずです。

その思いをしっかりと文字にすることが大事になってきます。

経験上、実際に事業を始めると色々な情報が入り、考えを変えようかな〜と思ったり、こちらのほうが稼げそう〜などと邪念が頭をよぎります。

その時に自分が「なぜこの事業を始めたか」創業したときの思いが文字に残っていないと自分を見失ってしまう(事業が違う方向に行きがち)可能性が高くなります。

 

2.スケジュールを明確に決める

僕は「思考は現実化する」という確固たる自信と確証があるので、自分が思考して作った事業計画も信念と情熱を持って進めば必ず実現することを知っています。

ただ、なぜ多くの人が現実化できないかというと明確なゴールを持っていないからなんです。

明確なゴールというのは、『どのような目標を現実化させたいのか』という明確なスケジュールと行動内容です。

そのゴールを達成するためには、デッドラインを作り自分を追い込ませる必要性があります。

逆に言うと明確な目標とそれに基づいたスケジュールを作り、着実に前に進めば必ず目標の現実化が近づいてくるのです。

ポイントは

・事業の短期、中期、長期の達成目標を作る(年商や事業規模感と内容、自分の年収など)

・それを年達成に分ける 例えば【短期達成は今から1年】【中期達成は3年内】【長期達成は5年後に到達】のように

・短期は1年の中で実際にローンチさせる明確な日付を設定する。それに基づき自分がやるべき作業を逆算してでスケジュール化する

・ローンチしたあと、1年後の目標到達までにどのようなことをするべきかを仮説立てして設定する

以上のざっくり計画書を作ると、明確な行動目標と数字を達成するために自然と自分が常に思考と行動をするようになります。

そして何より事業計画が頭の中で整理されて足りないところや、計画を変更したほうが良いところなどが見えてきます。

 

3.資金計画を作る

特に銀行から借り入れする訳でもなく、投資家から投資を受ける訳でもなく、自己資金でやろうとするとざっくりな資金繰りをしてしまいがちです。

ところがここはしっかりと資金のポイントは押さえるべきですね。

事業の主というのは、お金が無くては事業ができないわけですから、最低限いくら出て、いくら入ってくる計画かを事前に準備しておくべきです。

と言っても小規模レベルならシンプルな計算で全く問題なく,

1.起業の開業資金(イニシャルコスト)がいくら掛かるか

2.開業後に毎月かかるコスト(原価)はどれくらいか

3.1年後の到達年商までにどれくらいの売上を上げていく推移か

4.粗利(3から2を引いた売上総利益)はどれくらいの確保か

5.自分の給与や社員あるいはアルバイトの給与(4の粗利からその他の経費を引いた手残り)は1年後にどれくらいの数字確保

という短期的な資金計画を元にどれくらいの支出と収入を作るべきか1年の全体像を把握することができます。

そうすることで、無理のない計画でやっていけるか、計画通りの売上に行かなくてもどこまでに軌道修正ができる余裕があるか、など自分自身の指針として持てる大きなメリットになります。

 

事業計画書は自分の行動管理のため

事業計画書を作っても絶対に計画通りに行きません。

かと言って、何も作らならいということでも無いということが分かって頂けたかと思います。

要はサラリーマン時代に上司や経営層にプレゼンするためのしっかり作り込んだ資料まで作る必要はなく、自分のために上述した3点をしっかり文字にしておくことが重要なのです。

そうすることで、ブレずに明確な行動目標を持って数字を見ながら事業の計画を進めていく指標となるのです。

それがあれば少し横道をそれても自分の走る道路を見失うことはなく、より成功に近づく行動が取れるようになります。

何より行動しなければ全ては絵に描いた餅になってしまいます。

事業計画書は自分のための「行動計画書」と思って作ってみるのが一番よいですよ。